確定申告が苦手な人、必見です。
結論からお伝えしますと、
賢く確定申告をすれば、住民税&所得税は節税可能です。
なぜなら、
確定申告書を作成することによってあなたの所得が確定し、
確定した所得によって、住民税額が決まるからです。
ですから、所得を抑える事ができれば、
住民税も所得税も抑える事ができるのです。
控除を抑える方法は、
- 住宅ローン控除
- ふるさと納税
などなどがあります。
ですが、
年度(1月1日〜12月31日)が終わった後からできる
節税方法は少ないです。
ですから日頃から、節税を意識することが大切です。
万人に効果がある節税は、「家賃の経費化」でしょう。
日々の収支を見直すだけで、できる節税は広がります。
また、確定申告をするならfreee(フリー)ですると、安くて早いです。
サポートもあるので、すこしでも確定申告に不安があるなら登録する価値はあります。
こちらの記事では、
確定申告で住民税を下げる方法や、
日々の節税方法について
解説していきます。
目次
所得の金額で住民税額は決まる〜計算方法〜
住民税は、所得の金額に税率を掛ける事によって決定します。
端的にお伝えすると、
『均等割(みんなが支払う一律金額)+(所得✕税率ー控除額)=住民税額』
という計算となります。
(3)住民税の計算方法
[設例]
都内23区に住む勤続年数30年の給与所得者が、
平成30年中に退職して
退職金額1,600万円を支給された場合(1)退職所得控除額は
70万円×(30年-20年)+800万円=1,500万円(表1参照)(2)退職所得控除額を控除した後の退職金の額は
1,600万円-1,500万円=100万円(3)退職所得の金額は
100万円×1/2=50万円(4)税率は
住民税は、都民税4%、区市町村民税6%なので、
住民税はあわせて10%となります。(5)税額は
・(1,600万円-1,500万円)×1/2×4%=20,000円
・(1,600万円-1,500万円)×1/2×6%=30,000円都民税20,000円、区民税30,000円となり、合計50,000円です。
つまり、
所得の金額を抑えることができれば、
住民税は節税できる。
ということになります。
では、どのように所得の金額を抑えればいいのでしょうか?
所得を抑えることで住民税と所得税の節税が可能
所得抑える=節税方法は、大きく分けて2パターンあります。
それは、
- 年度内で行う節税方法
- 年度終わりで行う節税方法
の2つです。
年度とは、1月1日〜12月31日を指します。
例えば、
2019年1月1日〜12月31日で行った事業の確定申告は、
2020年3月に行います。
年度内と年度終わりでは、できる節税方法には違いがあり、
圧倒的に「年度内」のほうが節税手段が多いです。
なぜなら、
経費コントロールが可能であるからです。
年度が過ぎてしまっては、
どうあがいても過去に遡って経費を立てることができません。
年度が終わった後でできる効果の高い節税方法は、
「貸倒引当金(かしだおれひきあてきん)」くらいでしょう。
貸倒引当金とは、
年度末に残っている未入金の売上金に
2%ほどの貸倒率を掛けて、出てきた数値を経費にする方法です。
貸倒引当金は、
一見良さそうに見えるのですが、
節税効果が低いです。
やはり節税するなら「年度内」がおすすめです。
では、年度内の節税方法は、
どのようなものがあるのでしょうか?
万人ができる日々の節税は、家賃の経費化
万人ができる節税は、「家賃の経費化」でしょう
誰しも帰る家はあるはずです。
その家の家賃を経費にできていないのは勿体ないです。
事務作業など、家でする作業が少しでもあるのなら、
家賃の50%は経費として計上することができるでしょう。
家賃の経費化については、以下の記事でも詳しく書いていますので
参考にしてみてください。
数字を見える化して、売上を上げ、ムダを無くす
意外と知られていないのですが、
日々経理をして毎月の売上や支出を見るだけで
売上は上がり、ムダはなくなります。
なぜなら、
現実的に数字を見ることができるからです。
経営者の方でよくいらっしゃるのが、
「先月の売上はこんなもんやなぁ」
と空想上だけで判断している方です。
これでは、
ただの妄想に過ぎず、経営に現実味を帯びてきません。
やはり、
数字を目の当たりすることによって
「あれ?今月売上少ないぞ?」や「なんやこの高い経費?」
などなど、気付くことが多くなります。
その気づきが経営にとって、大切になります。
もし日々の経理が面倒なのであれば、
少しでもラクになるクラウド会計はおすすめです。
また、
「自分で経理をするのがめんどくさい」
という方なら、税理士に丸投げもアリです。
最近は本当に安くなりました。
まとめ|最初は誰しもが無知
始めからあれこれと上手く節税できる経営者は少ないです。
会計や税務の知識があれば、
全く何もしない人と比べると
手元に残るお金が変わってきます。
知識は一生モノ。
一度理解すれば、
今後ずっと賢く利用できます。
だからこそ、
1日でも早く学んでおきましょう。
「どんなものが経費になるの?」
という方は、こちらの記事が参考になります。
また、
税理士でセミナー講師も務める
出口 秀樹さんが書いた、
「知れば知るほど役立つ税金の本」
には、140の節税知識が
初心者でもわかりやすく、書かれています。
文庫本タイプで読みやすいので
ぜひスキマ時間にサッと読んでみてください。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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